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心のデトックス読書のススメ「愛されたいなら、絶対読むべき『失恋ショコラティエ』

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ステップ1やさしくすばやくメイクを落とす

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ステップ3オールインワンを極めました

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はじめまして、橘です。
アラサー女子の目線から、本やマンガを紹介していきます。
どうぞよろしくお願いします!

 

さてさてみなさん、ドラマ『失恋ショコラティエ』観てますか?
わたしはちょうど初回を観終わったところですが、
えっろい! 松潤えっろい!
想像以上の突っ走りっぷりに大変満足しております。
というのもわたし、この原作マンガが大好きでして。

 

あらすじはまあ、
検索をかければどこでも読めると思いますので割愛しますが、
注目すべきはエロい松潤、ではなくて石原さとみ!

 

学年イチのイケメンと次々つきあい、
モテ人生を謳歌したあげくにバツイチ編集者と結婚、
という絵に描いたような勝ち組となったサエコを演じる石原さとみなのです!

 

しゃべるとほどよくぶりっこで甘えんぼう。
かわいい、すごくかわいい、確かにかわいい、
でも絶妙に女をイラっとさせるのがうまい!
「ふつうにかわいい究極の女子」を演じるのに
彼女以上の適役がいるだろうか、いやいない!

 

「合コンにはあえて薄着でいって、
寒さにふるえて男に上着を貸してもらえ」
だの、
「女は古臭い手を使われると冷めるけど、
男は古臭い手を使われるのが一番効く」
だの、
ヒールの高さも低さも相手と状況を見て使い分けたり、
彼女の女子力の高さときたら読んでいてマジで勉強になる……!
それをさとみの実践で見られるかと思うと!

 

とまあ、そんな感じで初回から大興奮だったのです。
いやもちろん松潤のえろさもね! 二度見三度見に値するけどね!

 

そしてそんな彼女に対して配置された、
オーバー30のザ・こじらせ女子、薫子さん。
美人なのにモテない、きつくて怖い彼女を、
水川あさみがどう演じ、
どう対比してくれるのかもとっても楽しみ。

 

たいていの女性は、薫子に同調すると思うのですよ。
「そこまで男に媚びたくない」とか、
「そんなミエミエの手にひっかかる男なんて馬鹿」とか。
少なくともわたしは、リアルでサエコがそばにいたら、
たぶん大嫌いだしイライラするし、
嫉妬するけどそれを嫉妬と認めたくなくて突っ張ると思う。
女同士で、「かわいいけど……ねえ?」みたいな、
毒々しい会話だってするんじゃないかしらん。

 

こじらせ女子は、卑屈で、自信がなくて、
でも自意識が高くて、自己愛が強くて、
とにもかくにも面倒くさい。
そしておそらく一様に願っているのは、
「そのままの自分のよさをいつか誰かにわかってほしい」。

 

「好きになってもらうために何かしなくちゃいけない相手なら
好きになってもらわなくてもいい」
なーんてことを薫子も言っています。

 

でもね、そんな彼女にサエコは言うわけですよ。
「なんにもしてないのに
向こうが勝手に好きになってくれればそれが一番ですよね」
「でも普通 ないですよね」

 

チョコレート

 

 

どんなにおいしいお菓子だって
かわいくデコレーションしたりラッピングしたり
愛される努力が必要なんだから
人に好かれるのはやっぱり努力をしている人だ、と。

 

おもうんですけどね、
こじらせ女子がやりがちな「努力」ってわりと的外れで、
自分を満足させるためだけの努力でしかないこと、
多いんじゃないかなーと。

 

そして、そういう人に限って言いがちなのは、
「べつに男に好かれるために努力してるんじゃないし!」
みたいなこと。
でも努力してない(ように見える)女が
自分よりモテてたりするの、それはそれで気にくわなかったりもする。
本当に自分のためだけの努力だったら、気にならないはずなのに。

 

なーんてことをですね、
このマンガを読むとひしひしと痛感させられるのですよ。
そんなわけで、ふだん、
「恋愛マンガとかドラマとかってあんま興味ないしー」
っていう、こじらせ女子にこそ読んでほしい見てほしい作品です。

 

あ、ちなみになんか偉そうな感じに書いてますけど、
わたしもつい数日前に、
「でもでもだってだってうるせえ! 面倒くせえ!
四の五の言わずに男をつくれ! 
ああだこうだと理屈をつけるなーーーー!!」
と某おねえさまにくだまかれた純然たるこじらせ女子なので、
すべてブーメランのように返ってきて今わたしの心をえぐっております。

 

はー。
さとみを観なおして癒されよう。

 

失恋ショコラティエ

 

『失恋ショコラティエ』(1〜7巻)
水城せとな 小学館Flowersコミックス

About The Author

フリーライター作家橘 もも
講談社X文庫ティーンズハート大賞<佳作>受賞して作家デビュー。

大学卒業後、ダ・ヴィンチ編集部にて雑誌&書籍の編集者として勤務しつつ、作家業を続ける。現在は、フリーでライター・編集業(立花もも)、作家業(橘もも)の二足のわらじ。小説のほかにも、映画やゲームのノベライズ、絵本やノベライズの翻訳などを手掛ける